六日の菖蒲
『 六日の菖蒲 』
五月五日の
端午の節句 は
菖蒲の節句 とも呼ばれ、
菖蒲 ( しょうぶ ) には
邪気を祓う力 があるとされ、古くから菖蒲を軒に挿し、菖蒲酒を飲む風習などが伝えられています。
ところが、端午の節句 ( 五日 ) の
翌日 (
六日 ) に菖蒲を用意していては遅く、そこから
時機を逃して役に立たない ことを喩えて
『 六日の菖蒲 』 というようになりました。
≪ 平家物語 ≫ では、
屋島の合戦 に
遅参 した武将・
梶原景時 ( かげとき ) が、その遅参を
「 六日の菖蒲 」 と嘲笑されています。
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