城南宮

若村 亮

2014年02月10日 12:00

 『 城南宮 』

  東寺から南へ、鴨川を越えた辺りを 鳥羽 ( とば ) といいます。

  幕末に 鳥羽伏見の戦い が勃発した場所として歴史に名を刻みますが、平安時代には鴨川の清流と東山の連山を望む景勝地として 白河上皇鳥羽離宮 が造営され、華やかな宮廷文化が営まれました。

  白河上皇はしばしば 熊野詣 を行い、京から旅立つ前に、離宮に七日程籠って身を清め、旅の安全を祈願してから熊野へと旅立ちました。

  その後、鳥羽離宮の神社は 『 城南宮 』 ( じょうなんぐう ) となり、現在も 旅行交通安全の神様 として厚く信仰されています。

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