了徳寺・大根焚き

若村 亮

2013年12月09日 12:00

 『 了徳寺・大根焚き 』

  鳴滝了徳寺 ( りょうとくじ ) の寺伝によると、建長4 ( 1252 ) 年、親鸞聖人 が当地に立ち寄ったところ、村人が 大根 を焚いてもてなし、親鸞聖人はお礼に薄の穂を筆にして “ 帰命尽十方無碍光如来 ” と書いて村人に与えたと伝えられています。

  これを 薄の名号 ( すすきのみょうごう )といい、このような故事から大永4 ( 1524 ) 年に親鸞聖人ゆかりの当地に 了徳寺 が創建され、毎年12月には参詣者に大根を振る舞う 大根焚き が行われ、通称・大根焚寺 として親しまれています。

『 大根焚き 』 了徳寺
 12月9日・10日

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