親王

若村 亮

2013年10月24日 12:00

 『 親王 』

  日本の政治体制の中で、古くは 天皇兄弟皇子『 親王 』 ( しんのう ) といいましたが、奈良時代の第47代・淳仁天皇の時代以後は、天皇皇兄弟皇子女皇孫 に対して 親王の称号 を許す 「 親王宣下 」 ( しんのうせんげ ) を受けた者のみが 「 親王 」 とされました。

  平安末期、皇族に生まれた 以仁王 ( もちひとおう ) は、父の第77代・後白河天皇と疎遠であったことから、親王宣下を受けることができなかったとされています。

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