祇園祭・山鉾の原型

若村 亮

2013年07月12日 12:00

 『 祇園祭・山鉾の原型 』

  粟田神社 ( あわたじんじゃ ) には、祇園祭の山鉾の原型 とされる長さ 7~8メートル の柄の先に剣が付いた重さ 40~60キロ にも及ぶ 「 剣鉾 」 ( けんほこ ) という祭具が伝えられています。

  毎年10月の粟田祭では、人が剣鉾を持ち上げて町を練り歩き、悪霊を鎮めて道を祓い清めます。

  祇園祭の鉾は、この剣鉾が時代を経て大型化したもので、室町時代頃には現在のような剣鉾に台車が付いた大型の鉾車となったと考えられています。

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