京野菜

若村 亮

2012年12月19日 12:00

 『 京野菜 』

  京都は山々に囲まれた 盆地 であり、海の幸 をもたらす 日本海瀬戸内海 から遠く離れているため、昔は新鮮な海産物を手に入れることが非常に困難でした。

  したがって、市街近郊で栽培される新鮮な野菜が人びとの食生活を支え続け、京都は野菜を中心とする 蔬菜文化 が発展しました。

  現在では 『 京野菜 』 として全国に流通していますが、賀茂なす九条ねぎ聖護院だいこん鹿ケ谷かぼちゃ伏見とうがらし壬生菜 など、どの京野菜にも栽培された 京都近郊 ( 江戸時代の市街地の近郊地 ) の地名 が付いています。

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