安楽寺

若村 亮

2012年11月25日 12:00

 『 安楽寺 』

  鎌倉初期、東山山麓の 鹿ケ谷法然上人の念仏道場 が営まれ、弟子の 住蓮 ( じゅうれん ) と 安楽 ( あんらく ) が浄土念仏の修行に励んでいました。

  そこへ 後鳥羽上皇寵愛 した二人の美しい女官・松虫姫鈴虫姫 が説法に感化されて秘かに 出家 し、後鳥羽上皇の怒りをかって二僧は死罪、師の法然上人は流罪となる悲劇が起こりました。

  その後、二僧の菩提を弔って延宝9 ( 1681 ) 年に 『 住蓮山安楽寺 』 ( じゅうれんざん あんらくじ ) が創建され、現在は春と秋に特別公開されています。

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