お十夜

若村 亮

2012年11月11日 12:00

 『 お十夜 』

  室町時代の永享年間 ( 1429年~1441年頃 )、平貞国 ( たいらのさだくに ) が 十日十夜 にわたって 念仏を唱えた と伝えられ、これが 『 お十夜 』 ( おじゅうや ) の始まりとされています。

  阿弥陀仏人びとを救う ことを説く 浄土教根本経典 である 「 無量寿経 」 ( むりょうじゅきょう ) によると、≪ 現世で十日十夜にわたって善い事をすれば、浄土で千年にわたって善い事をしたことに勝る ≫ と考えられています。

『 十日十夜別時念仏会 』 真如堂
   11月5日~15日
   十日十夜の間念仏を唱えて極楽往生を願う行事。
   15日には本尊・阿弥陀仏( 秘仏 )の御開帳や、
   小豆粥の接待( 有料 )もある。

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