斎宮 と 斎院

若村 亮

2012年05月04日 12:00

  『 斎宮 と 斎院 』

  天皇の皇女や姉妹など皇室の未婚の女性 から選ばれて、伊勢神宮 の祭祀 (さいし)に奉仕した内親王を 『 斎宮 』 ( さいぐう / いつきのみや ) といい、古代 から南北朝時代 ( 室町初期 ) の第96代・後醍醐天皇 の代まで続きました。

  また、賀茂神社 の祭祀に奉仕した未婚の内親王を 『 斎院 』 ( さいいん / いつきのいん ) といい、斎宮にならって平安時代の 第52代・嵯峨天皇 の代に始まり、鎌倉初期の第82代・後鳥羽天皇 の代まで続きました。

『 斎王代御禊神事 』 ( さいおうだいみそぎしんじ )
   5月4日  上賀茂神社
   葵祭の斎王代(斎王の代理)が身を清める神事
   十二単を着た斎王代が川に手を浸して身を清める

関連記事