法性寺

若村 亮

2012年02月24日 12:00

 『 法性寺 』

  平安前期の第61代・朱雀天皇 の御世に摂政・関白と歴任した 藤原忠平 ( ふじわらのただひら ) は、延長3 ( 925 ) 年に 藤原氏の氏寺 として 『 法性寺 』 ( ほっしょうじ ) を建立し、藤原氏の隆盛とともに伽藍が整えられ、壮大な堂塔が並ぶ一大寺院となりました。

  しかし、鎌倉時代になって藤原氏の流れを汲む 九条道家 が、法性寺の境内に 東福寺 を創建したことから次第に法性寺は衰微し、現在は浄土宗の小さな寺院になっています。

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