東寺と西寺
『 東寺と西寺 』
中国・長安の都に倣って造営された
平安京 は、南端中央に正門として
羅城門 が建設され、その東西には国を護る寺として
『 東寺 』 と
『 西寺 』 の
二大官寺 が建立されました。
東寺 は長い歴史の中で幾度も火災に遭いましたが、
弘法信仰 を中心とする民衆の厚い信仰に支えられ、幾度も再建されて現在に至っています。
しかし、
西寺 は平安王朝の崩壊によって庇護を失って衰退の一途を辿り、天福元 ( 1233 ) 年には
五重塔が焼失 し、歴史の表舞台から永遠に姿を消してしまいました。
関連記事