六歌仙

若村 亮

2011年10月17日 12:00

 『 六歌仙 』

  平安前期、醍醐天皇 の命によって編纂された 古今和歌集 には、仮名 ( かな ) で書かれた 仮名序 と呼ばれる 序文 ( じょうぶん : 書物のはじめに趣旨などを書き記した文章 ) があり、本格的に和歌を論じた初の 歌論 として後世に大きな影響を与えました。

  この 古今和歌集仮名序 には、紀貫之 が名をあげて歌風を評した 六人の歌人 があり、在原業平僧正遍昭喜撰法師大友黒主文屋康秀小野小町 がその名を連ねています。

  六人の歌人は後世になって 『 六歌仙 』 ( ろっかせん ) と呼ばれるようになりました。

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