勝林院

若村 亮

2011年10月08日 12:00

 『 勝林院 』

  平安初期、唐に渡った僧・円仁 ( えんにん ) は仏教儀式音楽の 声明 ( しょうみょう ) を学んで帰り、のちの長和2 ( 1013 ) 年、円仁の九代目の弟子となる僧・寂源 ( じゃくげん ) が 声明の根本道場 として大原に延暦寺の別院を建立し、これが大原 『 勝林院 』 ( しょうりんいん ) の起こりとなりました。

  本尊・阿弥陀如来像は、平安中期の仏師・康尚 ( こうしょう ) 作と伝えられ、脇侍として不動明王と毘沙門天が立っています。

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