やきもち

若村 亮

2007年10月15日 12:00

 『 やきもち 』

  昔、上賀茂神社の門前に店を構える主人はとても浮気者で、それに妬く奥さんはいつも主人に対して小言を言っていました。

  とうとう主人は奥さんに 「 妬いてるヒマがあったら餅でも焼いたらどうや! 」 と言い、そう言われた奥さんは本当に 「 やきもち 」 を焼いて店で売り始めました。

  こんがりと焼いた香ばしい 「 やきもち 」 は多くの参詣者に大評判となり、以来、「 やきもち 」 は 上賀茂神社の門前名物 となり、また先ほどの話しから 浮気の虫封じ になるともいわれています。

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