円通寺

若村 亮

2007年08月27日 12:00

 『 円通寺 』

  庭園の外にある自然風景を、庭園の景色の一部として取り入れる作庭技法を 借景 ( しゃっけい ) と言います。

  例えば、壮大な山を借景とすることによって、庭園という限られた空間は 無限の奥行きスケール を持つ空間に変わります。

  比叡山を借景とする名庭 で知られる 『 円通寺 』 ( えんつうじ ) は、江戸初期、後水尾上皇 が京都で最も比叡山が美しく見える場所を探し巡り、唯一無二の場所に営んだ離宮 ・ 幡枝御殿 ( はたえだごてん ) が寺院に改められたものです。

地図 : 円通寺

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