合槌稲荷
『 合槌稲荷 』
粟田口 ( あわたぐち ) は、鎌倉時代まで多くの刀匠 ( とうしょう : 刀を作る人 ) が住む町でした。
ある日、名刀匠の
三条小鍛治宗近 ( さんじょうこかじむねちか ) に対して、朝廷へ献じる名刀の製作が命じられ、宗近は伏見稲荷へ祈願を込めて参詣しました。
すると、夜半に
稲荷の神霊 が現れて
合槌 ( あいづち ) を打ち、見事な名刀
「 小狐丸 」 が朝廷へ献上されました。
稲荷の神霊は
『 合槌稲荷 』 と呼ばれ、粟田口の小さな神社に祀られています。
※
合槌 / 相槌 ( あいづち ) ・・・ 刀を作る時、二人の刀匠が交互に槌 ( つち ) で鉄を打ち叩くこと。
地図 : 合槌稲荷
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