大原女

若村 亮

2007年05月17日 12:00

 『 大原女 』

  大原に佇む 寂光院 ( じゃっこういん ) は、飛鳥時代に聖徳太子によって創建された古刹です。

  平家滅亡後の文治元 ( 1185 ) 年、平清盛の娘 建礼門院徳子 ( けんれいもんいん とくこ ) が入寺し、平家一門の菩提を弔いながら余生を過ごしたことでも知られています。

  当時、建礼門院にお仕えしていた 阿波の内侍 ( あわのないじ ) は、大原の柴 ( しば : 木の小枝で、薪や炭のもと ) を束ねて頭上にのせて遠く離れた京の町へ売り歩いたと伝えられ、その姿が 『 大原女 』 ( おはらめ ) として現在に伝えられています。

『 大原女時代行列 』  大原
   5月20日(日) 午後1時~

関連記事