観音寺

若村 亮

2010年02月14日 12:00

 『 観音寺 』

  南山城の 『 観音寺 』 は、今から約1300年前、義淵 ( ぎえん ) 僧正が天武天皇の願いを受けて創建し、のち 良弁 ( ろうべん ) 僧正が堂塔を整備して 普賢寺 とし、壮大な伽藍を持つ大寺院となりました。

  大御堂に祀られている 本尊十一面観音菩薩像 は、天平16 ( 744 ) 年に普賢寺の本尊として祀られ、天下泰平と国民豊楽の願いが込められていると伝えられています。

  天平時代に作られた貴重な仏像であり、全国で七体しかない 国宝 指定の十一面観音菩薩像のひとつです。

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