茶筅の音
『 茶筅の音 』
千利休 は
大徳寺 で
禅 を学び、
茶の湯 に
禅の精神性 を取り入れて
「 侘び茶 」 ( わびちゃ ) を大成しました。
すべての飾りやおごりを捨て、ひっそりとした枯淡な味わいの中でおこなう茶の湯が侘び茶であり、それは本来の形 “ 自然 ” そのものなのです。 「 茶 」 という漢字は、“ 草と木の間に人 ” と書き、つまり人は自然の中で生き、ありのまま自然を受け入れて行う茶の湯が 「 茶道 」 なのです。
今日は千利休の命日です。 大徳寺の塔頭
聚光院 ( じゅこういん ) には、千利休を祖とする茶の湯の家元代々のお墓があり、その
利休の墓 に耳を当てると、
茶を点てる茶筅 ( ちゃせん )
の音 がかすかに聞こえてきます。
地図 : 大徳寺聚光院
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