2009年12月03日

まねき

まねき 『 まねき 』

  京の冬の風物詩・顔見世興行 が催されている 南座 の正面には、歌舞伎役者の名札 『 まねき 』 が掲げられています。

  まねき は 長さ一間 ( 180cm ) × 幅一尺 ( 33cm ) の檜の一枚板で、勘亭流 と呼ばれる独特の書体で役者の名前が書かれています。

  勘亭流縁起の良い書体 とされ、隙間のない太い文字で興行の満員大入りを願い、文字の撥ね ( はね ) を全て内向きに撥ねてお客さんが会場に入ってくることを願っています。


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Posted by 若村 亮  at 12:00 │Comments(2)言葉コラム

この記事へのコメント
漢字 書道 奥が深いですね
書初めも いいものですね
Posted by メミコ at 2009年12月03日 14:22
メミコさん、こんばんは。
歴史と伝統の勘亭流 「 まねき 」 看板ですが、なかなか次代への継承が難しいところもあるようで、ぜひ長く未来に受け継いでほしいものです。 若村
Posted by 若村 亮若村 亮 at 2009年12月04日 03:32
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