除夜の鐘

若村 亮

2008年12月29日 12:00

 『 除夜の鐘 』

  一年の最終日の夜を 「 除夜 」 ( じょや ) といい、昔から 年神 ( としがみ : 正月に家々で祀る神様で、稲作を守る神として信仰された ) を迎えるために一晩中起きている習わしがあり、除夜に早く寝てしまうと “ 白髪になってしまう ”“ 顔に皺 ( しわ ) がよる ” という俗信が言い伝えられてきました。

  また、寺院で除夜に撞き鳴らす鐘を 『 除夜の鐘 』 といい、鐘の音は人びとの魔・悪・邪・罪・苦などを祓うとされ、108の煩悩を除く意味を込めて108回の鐘が撞かれます。

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