大船鉾

若村 亮

2008年07月14日 12:00

 『 大船鉾 』

  幕末の元冶元 ( 1867 ) 年に勃発した 禁門の変 によって大火が発生し、京都の町は火に包まれ、数多くの 山鉾が焼失 しました。

  その後、多くの山鉾が復興しましたが、大船鉾鷹山布袋山 の3基は各鉾町の諸事情もあって復興に至らず、「 休み山 」 となっています。

  現在も巡行には参加していませんが、焼け残った懸装品を飾ったり、お囃子を伝承するなど、復興へ向けて歩んでいます。

  かつて 後祭のトリ を務めた 『 大船鉾 』 は、現存する 船鉾“ 出陣の船鉾 ” と呼ぶのに対して “ 凱旋の船鉾 ” と呼ばれていました。

『 大船鉾 』  四条新町下ル
   7月13日~17日
   懸想品の展示とお囃子
   粽やお守りの授与

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