西園寺の梵鐘

若村 亮

2008年06月18日 12:00

 『 西園寺の梵鐘 』

  西園寺の現在の本堂は、江戸中期の天明の大火後に再建された建物で、堂内には 恵心僧都 ( えしんそうず : 平安中期の天台宗の僧 ) の作と伝えられる 本尊・阿弥陀如来像 ( 重要文化財 ) が祀られています。

  また、境内の 梵鐘 は、戦時中に不足した 鉄や銅の供出 により、銅精錬所で溶解される直前に終戦となって当寺に戻ってきたものと伝えられ、梵鐘の側面には 銅の組成を調べるために開けられた穴 が名残りとしてみられます。

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