水吹き銀杏

若村 亮

2007年11月20日 12:00

 『 水吹き銀杏 』

  西本願寺 の境内には、高さ15m、枝周り30m、樹齢300年とも言われる 銀杏 ( いちょう ) の大木があります。

  この銀杏の木には古い伝承が残されており、京の町を焼き尽くした 天明の大火 ( 1788年 ) の際、西本願寺のお堂に炎が燃え移りそうになると、この大きな銀杏から勢いよく水が噴き出し、燃え移る火を消し止めて幸いにもお堂は焼失を免れたと伝えられています。

  それ以来、人びとは西本願寺の銀杏を 『 水吹き銀杏 』 と呼ぶようになりました。

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