浄土宗祖 ≪ 法然上人800年大遠忌法要 ≫ in 知恩院
鎌倉初期、
“ 南無阿弥陀仏 ” を称えることによって
極楽往生 を説いた
法然上人 の教えは、今も
浄土宗 として人びとの心を深く捉えて伝えられています。 今年は法然上人が亡くなって
800年 の節目の年を迎え、
10/2 ~ 10/25 の期間中、法然上人を偲ぶ50年に1度の
≪ 法然上人800年大遠忌法要 ≫ が執り行われ、全国から多くの信徒さんが京都・東山に広大な境内を有する
浄土宗総本山・知恩院 へと参拝に訪れています。
今日は、未曾有の大被害となった
東北大震災の物故者を偲ぶ大法要 が、午後2時から知恩院で執り行われました。
本日の法要の最後に
大梵鐘 が特別に撞かれて、東北大震災で亡くなった方々の冥福がお祈りされました。
除夜の鐘 で知られる知恩院の大梵鐘ですが、今日は午後2時45分から、僧侶が幾重にも囲んで念仏が称えられる中で撞かれました。 あまりにも巨大な梵鐘で、僧17人がかりで撞かれます。
多くの参拝者が手を合わせる中、重低音の鐘の音が東山にいつまでも響き渡っていました。
江戸時代に徳川将軍家の庇護で現在の巨大な寺院となった知恩院ですが、それまでは現在の境内の最奥に建つ
勢至堂 あたりが知恩院の境内で、現在の勢至堂こそ、かつて法然上人の木像を祀る御影堂でした。
今も旧・御影堂 ( 現・勢至堂 ) の右上に
法然上人御廟 が建ち、静寂に包まれる東山の麓で永遠の時を刻んでいます。
今日は
京都リビング の
現地講座 で、
750回大遠忌 を迎えている
親鸞聖人ゆかりの東山界隈を巡る ということで、出家・得度をされた
青蓮院 を訪ねて植髪堂をお参りし、親鸞聖人の御廟が設けられた本願寺発祥地に建つ
崇泰院 ( そうたいいん ) を拝観し、そして親鸞聖人の師である法然上人ゆかりの
知恩院 へと訪ねていきました。 威厳ある法要にも立ち会うことができて、素晴らしい一日になりました!
法然上人800年大遠忌 : 公式HPは
こちら へ
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