徳川城使上洛列

若村 亮

2007年10月20日 12:00

 『 徳川城使上洛列 』

  江戸時代、徳川幕府は朝廷において重要な儀式や大礼が行われる際、必ず 『 城使 』 ( じょうし : 幕府の使者 ) を上洛させていました。

  城使という大役には、親藩 ( しんぱん : 徳川家一族の大名 ) や 譜代大名 ( ふだい : 関ヶ原以前から徳川家に臣従していた大名 ) が選ばれ、とくに天皇が即位する 「 即位の大礼 」 には 徳川将軍家の名代 ( みょうだい : 将軍の代わりを務める者 ) が大行列を率いて京へ上洛しました。

  時代祭の 徳川城使上洛列 は、その大行列を模したものです。

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