御室の仁和寺

若村 亮

2007年08月17日 12:00

 『 御室の仁和寺 』

  衣笠山の麓に建つ 『 仁和寺 』 ( にんなじ ) は、仁和4 ( 888 ) 年 8月17日 ( 今日 )、光孝天皇の遺志を継いで 第59代 宇多天皇 が創建した格式ある寺院で、その寺名は創建された “ 仁和 ” ( にんな ) という元号にちなんで名付けられました。

  また、僧の住む建物のことを “ 室 ” ( むろ ) といい、仁和寺は皇室の皇子が代々住職を務めてきたことから、敬意を込めて “ 御室 ” ( おむろ ) と呼ばれていました。

  ゆえに、現在も仁和寺周辺の地名は 「 御室 」 と呼ばれています。

関連記事