雲龍図
『 雲龍図 』
頭に二本の角があり、鱗 ( うろこ ) に覆われた蛇のような巨大な体を持つ空想上の生き物
『 龍 』 は、平時は海や池などの底深くにひそみ、雨をもたらす時に天高く舞い上がって風雲を巻き起こすとされています。
龍 は
仏法を守護する獣 でもあり、また雨を降らせることから
“ あまねく聴衆に仏法の雨を降らせる ” とされ、禅寺の法堂の天井には
『 雲龍図 』 ( うんりゅうず ) が好んで描かれています。
京都の禅寺では、現存する日本最古とされる
相国寺法堂 の
蟠龍図 ( ばんりゅうず ) や、
狩野探幽の傑作 とされる
妙心寺法堂 の
雲龍図 が知られています。
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