五輪塔

若村 亮

2009年09月30日 12:00

 『 五輪塔 』

  インドで発祥したと伝えられ、仏教とともに日本に伝来してきた 『 五輪塔 』 ( ごりんとう ) は、平安中期以降に 供養塔 として用いられるようになり、鎌倉以降は 墓塔 としても広く用いられてきました。

  五輪塔は 密教 で説かれる 五大 ( ごだい : 万物を生成する の五つの要素 ) を表す五つの形の石から形成された塔で、下から 四角形 ( 地 )・円形 ( 水 )・三角形 ( 火 )・半月形 ( 風 )・宝珠形 ( 空 ) の順に積み上げられています。

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