京都さんぽ ≪ 安楽寺・鹿ケ谷かぼちゃ供養 ≫

若村 亮

2009年07月25日 22:48

ここ数日、西日本では活発な梅雨前線の活動によって豪雨が続いていますが、京都でも本日の昼頃から時折の激しい雨に見舞われました。 それでも、京都さんぽ ≪ 安楽寺・鹿ケ谷かぼちゃ供養 と 真如堂・虫払会 ≫ はもちろん決行されました! ( 笑 )

雨に濡れた石畳も風情があり、法然院の盛砂には水の流れを表す流線が描かれていました。





京都では昔から < 土用の丑の日にかぼちゃを食せば病から逃れることができる > といわれ、江戸時代から 安楽寺 では夏の土用の丑の日に煮炊きした かぼちゃ が振る舞われてきました。

京野菜の 鹿ケ谷かぼちゃ は、明治になるまでは 瓢箪かぼちゃ と呼ばれていたそうです。 ほんとに瓢箪の形ですね ( 笑 )



柔らかく煮炊きしていて、味もしっかりしていて美味しかったです ( 笑 )
もちろん、諸病除けの御利益もたっぷりです!



安楽寺の後は、真如堂へ向かいました。
真如堂 では 虫払会 が行なわれていて、200点にも及ぶ寺宝の宗教画や絵画が本堂内に所狭しと掛けられていました。

本堂前では びわ湯 が振る舞われていました!



枇杷 ( びわ ) は生命力が強く、枇杷の葉に含まれる成分には皮膚を活性化させたり、胃腸を整えたり、血液を浄化させる作用など様々な効能があるとされ、古くから枇杷湯を飲んで 夏の暑気払い としていきました。

真如堂の参道には、可憐な 木槿 ( むくげ ) が咲いていました。
こちらは珍しい八重の木槿のようです。



こちらも木槿で、宗旦木槿 ( そうたんむくげ ) というそうです。
茶道を大成した千利休の孫・千宗旦 が好んで茶花にしたそうで、そのことから 宗旦木槿 と呼ばれるようになったそうです。



最後は吉田山荘の前で京都さんぽが終わり、吉田山荘の中にあるオススメの喫茶店 < 真古館 > で美味しいアイスコーヒーをいただき、参加していただいた皆さんとワイワイ賑わいました ( 笑 )


 公式HP : 吉田山荘 ティーサロン < 真古館 >

この後、夜は貴船・川床で夏の宴を催すため、出町柳へ向いました。


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