穢土と浄土
『 穢土と浄土 』
『 穢土 』 ( えど ) は
煩悩 ( ぼんのう )
のある世界 で、凡夫 ( ぼんぷ : 仏教の真理に目ざめることなく、欲望や執着などの煩悩に支配されて生きている人間 ) の住む現世をいいます。
それに対して
『 浄土 』 ( じょうど ) は
仏が住む欲望や苦しみのない世界 で、とくに
阿弥陀仏 のいる
西方極楽浄土 ( さいほうごくらくじょうど : 西の方角にある ) をいいます。
阿弥陀仏を信じてひたすら念仏を唱えることで、死後に西方極楽浄土へ迎えられるとされ、
位牌 ( いはい : 死者の霊を祀るために戒名を記す木の札 ) には
栗 ( くり ) の木 ( 栗=西+木 : 栗は西方極楽浄土の木 ) が使われることもあります。
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