季節を分ける

若村 亮

2007年02月02日 12:00

 『 季節を分ける 』

  節分 とは “ 季節を分ける ”、つまり 季節の変わり目 となる 立春立夏立秋立冬の前日 をいいます。 しかし、古くから 立春を新しい一年の始まり としてきたため、次第に 節分といえば春の節分 を指すようになりました。

  平安時代、節分は 悪鬼が現れやすい 頃と考えられ、宮中では豆を撒いて悪鬼を追い払う 追儺 ( ついな ) という行事が行なわれていました。

  宮中行事の追儺がのちに民間に伝わり、現在のような節分行事として行なわれるようになりました。 節分とは、ほのかに移りゆく季節を感じる伝統行事です。

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