若村 亮

2009年05月26日 12:00

 『 劫 』

  仏教の用語で、無限ともいえる極めて長い時間の単位を 『 劫 』 ( こう ) といいます。

  「 劫 」 の具体的な長さについては諸説ありますが、そのひとつに ≪ 天女が百年に一度だけ舞い降り羽衣の袖で大岩を撫でその大岩が消滅するまでの時間 ≫「 一劫 」 とする例えが伝えられています。

  億劫 ( おっくう ) は 「 おっこう 」が正しい読みですが、文字通り、≪ 劫が億もあって容易ではなく面倒臭い ≫ という意味で用いられています。

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