天台座主

若村 亮

2007年01月21日 12:00

 『 天台座主 』

  『 天台座主 』 ( てんだいざす ) とは、日本天台宗の本山である 比叡山延暦寺の住職 であり、全国に広がる 天台宗の諸寺院を総監する役職 です。

  天長元 ( 824 ) 年に 義真 ( ぎしん ) が初めて天台座主を称し、第3世の円仁 ( 慈覚大師 ) からは朝廷が任命する公的な役職 ( この制度は明治4年まで続く ) となり、第5世の円珍 ( 智証大師 )、第18世の良源 ( 元三大師 )、第47世の覚猷 ( かくゆう : 鳥獣戯画で知られる鳥羽僧正 ) などの高僧が名を連ね、現在の天台座主である 第255世の渡辺恵進 まで脈々と天台の教えを受け継いでいます。

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