天台座主
『 天台座主 』
『 天台座主 』 ( てんだいざす ) とは、日本天台宗の本山である
比叡山延暦寺の住職 であり、全国に広がる
天台宗の諸寺院を総監する役職 です。
天長元 ( 824 ) 年に
義真 ( ぎしん ) が初めて天台座主を称し、
第3世の円仁 ( 慈覚大師 ) からは朝廷が任命する公的な役職 ( この制度は明治4年まで続く ) となり、
第5世の円珍 ( 智証大師 )、
第18世の良源 ( 元三大師 )、
第47世の覚猷 ( かくゆう : 鳥獣戯画で知られる鳥羽僧正 ) などの高僧が名を連ね、現在の天台座主である
第255世の渡辺恵進 まで脈々と天台の教えを受け継いでいます。
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