2006年11月08日

かにかくに祭

かにかくに祭 『 かにかくに祭 』

   かにかくに
     祇園は恋し 寝るときも
        枕のしたを水のながるる
                  - 吉井勇 -

  祇園をこよなく愛した歌人 吉井勇 ( よしいいさむ : 1886年-1960年 ) は、祇園白川沿いのお茶屋 大友 ( だいとも : 戦時中の疎開により廃業 ) の女将 磯田多佳 ( いそだたか ) と親交深く、しばしば大友の奥座敷で横になり、張り出した床の下を流れる白川のせせらぎを静かに聞きながら過ごしていた、といわれています。

  かつて大友のあった場所には現在、吉井勇の古希 を祝って友人の 谷崎潤一郎 らが昭和30 ( 1955 ) 年に建立した石碑が立ち、毎年11月8日 ( 今日 : 石碑建立の日 )、祇園甲部の芸舞妓が白い菊を石碑に手向けて吉井勇をしのぶ 『 かにかくに祭 』 が行われています。

『 かにかくに祭 』  祇園白川
   11月8日
   「 かにかくに 」 と刻まれた歌碑の前で、
   祇園をこよなく愛した明治の歌人吉井勇をしのぶ集い。
   多くの芸舞妓が参列して献花などが行われる。

かにかくに祭 かにかくに祭


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Posted by 若村 亮  at 12:00 │Comments(0)祇園・円山付近

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